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リソース使用量はどのような基準で照会できますか?

OpsNow FinOps PlusのResource Usageメニューでは、マルチクラウド環境で運用中のリソースを様々な条件でフィルタリングして照会することができます。この機能は、リソースの現在状態だけでなく、過去の変化推移(履歴)まで併せて分析できるため、運用可視性向上とコスト最適化戦略策定に非常に有効です。

🔍 主要照会基準

1️⃣ アカウント単位照会

  • AWSアカウント、Azureサブスクリプション(Subscription)、GCPプロジェクト(Project)別にリソースをフィルタリング
  • 複数アカウント統合管理環境でも手軽にリソースを区分して把握可能

2️⃣ リージョン(Region)基準照会

  • 各クラウドベンダーのリソース展開地域(例:us-east-1、korea-central等)を基準に照会
  • リージョン別資産集中度、高コストリソース分布の把握に有利

3️⃣ サービス/製品別(Product)照会

  • EC2、VM、Disk、Load Balancer、Cloud Function等リソースタイプ別選択可能
  • 同一機能を提供する異なるベンダーのリソースを比較したり集中分析が可能

4️⃣ タグ(Tag)ベース照会

  • Key/Value形式のユーザー定義タグを活用して部署、プロジェクト、担当者等組織構造に応じてリソースをグルーピング
  • 例:owner=kim.jhproject=marketingenv=prod等のタグベース条件検索

🧩 複合フィルター組み合わせも可能

  • アカウント+リージョン+製品+タグ等複数条件を組み合わせて複雑なフィルタリングシナリオの実装が可能
  • 例:特定プロジェクトの特定リージョン内で、EC2のうちstopped状態のインスタンスのみをフィルタリング
  • このような組み合わせは現況(Current)タブだけでなく履歴(History)タブでも同様に活用可能で、過去のリソース使用パターン分析にも効果的

📌 要点まとめ

OpsNowは組織別クラウドリソースを多角的に探索できるよう高度化されたフィルタリング機能を提供します。これによりユーザーは特定リソースのみを迅速に選別し、不要な無駄遣いや運用リスク要素を先制的に把握することができます。