OpsNow FinOps Plusでは、すべてのクラウドインスタンスに対して現在の状態(Status)と最適化推奨事項(Optimization)を併せて確認することができます。この機能は、マルチクラウド環境で不要に浪費されるリソースを識別し、適切な措置を素早く講じることができるよう支援します。
各リソースには以下のような状態情報が表示されます:
running
:現在運用中のインスタンスstopped
:停止されたインスタンスdeallocated
:Azure VMでリソースが返却された状態TERMINATED
:終了されたリソース(通常GCPまたはAWSで使用)この状態に基づいて遊休リソース(Idle Resource)を素早く識別し、不要なコストを防止することができます。
OpsNowは各インスタンスのスペックと実際の使用量を比較分析して以下のような最適化措置を提案します:
Downsize
:現在のインスタンスの性能が過度にプロビジョニングされている → 低いスペックへの転換を推奨Modernize
:旧型インスタンスタイプを使用中 → 最新タイプへの交換を推奨NoReview
:まだ最適化分析が適用されていない → 後続分析対象この情報を通じて企業は、コスト浪費の主要原因である過度なインフラと旧型インスタンスを識別し、適切なダウンサイジング(downsize)またはマイグレーション(migrate)戦略を立てることができます。特に大規模インフラを運用する組織では、インスタンス最適化の有無を一括確認するだけでも月間数百〜数千万円のコスト削減効果を期待することができます。